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ボディコンディションスコア（BCS ）の計測法

2021/07/01

犬の体つきを表す指標として、体重をはかることが一般的かもしれません。これ以外にも体高や体長などの指標があります。これらの指標については、犬種ごとの標準的な範囲が示されることがあります。そのため体重・体高・体長などをはかり、このような指標と見比べて、ご自分のワンちゃんの成長が十分かどうか心配される方もいらっしゃるかもしれません。これらの数値が、ドッグショーなどでは重要になることもあるかもしれませんが、同じ犬種でも、大柄や小柄なワンちゃんもいるので、一般家庭で飼育するワンちゃんでは、あくまでも目安として考えれば良いと思います。
体格の大小とは別に、太っているか、痩せているかの指標として利用されるのがボディコンディションスコア（以下「BCS」と略す）です。BCSは、目視と触診により体型（体脂肪のつき具合）を評価する手法です。ここでは５段階で評価する方法を紹介しますが、より細かく７段階や９段階に分類する方法もあります。体型は犬の上と横から観察します。また、特に観察する体の部位は肋骨、腰部、腹部です。

太っている・痩せているといっても、犬種によって体格はかなり異なります。イタリアン・グレーハンドのようにスリムな犬種と、筋骨隆々としたブルドッグでは、もともとの体つきが違います。それぞれの犬種の標準的な体型というものをイメージしながら、これらの指標をもとにスコアを決めて行く必要があります。そのためBCSについては専門家で判断してもらうことが確実です。予防等で定期的に動物病院を受診する際に、体重と一緒にBCSも評価してもらうことがお勧めです。

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