食事の目的は栄養を体内に取り込むことです。口から食べたものは、食道をとおり、胃に送られます。胃から胃酸と消化酵素が分泌され消化がはじまります。本格的な消化と体内での吸収は小腸で行われます。肝臓で産生された胆汁酸や膵臓で産生された消化酵素が小腸(十二指腸)内に分泌され食べ物と混ぜられます。消化酵素の働きで分解された栄養素は小腸から体内に吸収されます。消化管内の内容物は大腸に送られ、そこで水分が吸収され、残りは糞便として肛門から体外に排泄されます。
ここまでが消化吸収のおおまかな流れですが、エネルギー源としても利用される三大栄養素の炭水化物・たんぱく質・脂質の消化吸収は、次のとおりです。
糖がつながったものが炭水化物。その繋がり方の違いにより、動物が消化できる糖質(デンプン)と、消化できない食物繊維に分類されます。デンプンは植物由来の原材料で、米、小麦、とうもろこしなどの穀類、大豆などの豆類、じゃがいも、タピオカなどの芋類などに多く含まれます。人間も生のお米は食べないように、デンプンを加熱すると糊状になり(α化)、消化が良くなります。犬も同様で、炭水化物を含むペットフードは十分に加熱します。デンプンを分解する酵素はアミラーゼと呼ばれ、膵臓などから分泌されます。糖の最小単位であるグルコースにまで分解され、小腸から体内に吸収される。人間の唾液にはアミラーゼが含まれるため、口の中でよく噛むことは消化を助けます。一方、犬は口の中でよく噛むという習性がありませんが、もともと唾液中のアミラーゼが少ないため、飲み込める大きさまで食べ物を噛みちぎることで十分です。
80個以上のアミノ酸がつながったものがたんぱく質です。たんぱく質は、アミノ酸の鎖は折れ曲がり、複雑な立体構造しています。より少数のアミノ酸がつながったものはペプチドと呼ばれます。たんぱく質は、肉や卵などの動物性、大豆やトウモロコシなどの植物性の原材料に含まれます。食べ物は胃に送られ胃酸と混合され、たんぱく質は消化管や膵臓から分泌された消化酵素(ペプシン、トリプシンなど)による分解され、アミノ酸やペプチドの形で小腸から吸収されます。最終的にはアミノ酸の形で血流にのって体内の臓器に送られます。
脂質には色々な構造や種類がありますが、体の健康維持で重要な中性脂肪について説明します。通常、中性脂肪はグリセリン1分子に脂肪酸3分子が結合した構造です。「水と油」と言われるように、脂質は水をはじく性質がある。食べ物に含まれる中性脂肪は胃を通じて小腸に送られ、そこで肝臓から分泌される胆汁と混合されます。
胆汁には、乳化作用のある胆汁酸が含まれ、これと混ざると水に馴染みやい性質となり消化されやすくなります(ミセル化という)。なお脂質を分解する消化酵素(リパーゼなど)は胃や膵臓から分泌されます。
猟犬、牧羊犬、使役犬由来の犬用
体重管理がしやすい、旺盛な食欲にも応える超低脂肪設計
ボディバランス320アダルト
ウエイトマネジメント
1.5kg※
¥4,620(税込)
ボディバランス320アダルト
ウエイトマネジメント
500g※
¥1,760(税込)
※500gと1.5kgは、有力ペット専門店にてご購入できます。
お近くに販売店が無い場合は、こちらよりお問い合わせください。
低リン、低ナトリウム設計にヘルスカーボンを配合 7歳以上の犬用
ボディバランス
エイジングサポート
7歳以上
1.5kg※
¥5,170(税込)
ボディバランス
エイジングサポート
7歳以上
500g※
¥1,980(税込)
※500gと1.5kgは、有力ペット専門店にてご購入できます。
お近くに販売店が無い場合は、こちらよりお問い合わせください。