7歳からの愛犬との生活

7歳という年齢は人間に置き換えた場合、小型犬～中型犬～大型犬などの体格によって成長速度に違いはありますが45～50歳に相当するようです。

シニア犬と呼ばれるようになるのも、この年齢を過ぎた頃を指すことが多いのですが、人間の世界でも50～60代の方々はまだまだ若々しく活躍されている方もいるように愛犬達もシニア犬だからと言って急に老け込むわけではありません。

この位の年齢ともなると体力は若い頃のようには及ばなくなり、肉体的に衰えが始まると言われており、シニア期の犬達にどのような体の変化がおこり、老化をゆるやかにするためにはどのようなケアができるのかを知っておくことはとても大切なことなのです。

この年齢の節目には自覚症状は無いが数値に異常が出るなど、“健康ともいえないが、病気ともいえない”状態となることが増えてくるようになります。飼い主様がより一層、愛犬の健康面に気遣いが必要となる時期であると言えます。

若い頃のように走り廻ることは無くなり運動量は減るので筋力の低下を防ぐ為に、急激な運動は避け運動を継続的に行うことや、関節機能の衰えをサプリメントなどで補い、内臓機能も徐々に弱くなることが懸念されますので消化吸収の良い材料や成分を気にしながら食生活を見直したり、基礎代謝が緩慢になることから皮膚・被毛に対するケア等…

年齢を重ねることで起こり得る症状や、機能的に衰えが気になる部分を予測し体への負担を少なくする工夫を行っていく飼育方法に変えて行くことでアンチエイジングを意識する時期でもあるのです。